4.4. テンプレートダイアログ

図15.71 テンプレートダイアログ

テンプレートダイアログ

テンプレートとは新しい白紙画像を作るときのための画像モードや大きさを定めておいた雛形のことです。 GIMP には数多くのテンプレートが用意されていますがご自分で作成して追加もできます。 新しい画像を作成するときに一覧表からテンプレートを選んで利用できますが、 その場でテンプレートそのものの管理作業はできません。 テンプレートダイアログを使えばテンプレート管理ができます。

4.4.1. ダイアログの呼び出し方

テンプレートダイアログはドッキング可能です。 その扱い方については 「ダイアログとその合体」 の節をご覧ください。

呼び出し方はつぎのとおりです。

  • 画像ウィンドウのメニューより ウィンドウドッキング可能なダイアログテンプレート

  • from the Tab menu in any dockable dialog by clicking on and selecting Add TabTemplates.

4.4.2. テンプレートダイアログの利用法

テンプレートは一覧表でそのアイコンをクリックして選んでください。 代わりに 第2ボタン でクリックすると脈絡メニューが出てきます。 これらの機能はダイアログのアイコンボタンと同じはたらきをします。

4.4.2.1. 升目表示と列挙表示

テンプレートダイアログのタブメニューで 並べて表示一覧で表示 を切り替えられます。 並べて表示を選ぶとテンプレートはその種類を表わすようなアイコンが升目状に整列します。 (後で述べるように、 追加したテンプレートに適切なアイコンをつけていなければここで混乱するはめになります。) 選ばれたテンプレートの名前と大きさが一覧表より上に表示されます。 一覧で表示を選ぶとテンプレートは縦に列挙されます。 アイコンがその内容の目印になることでしょう。 それぞれの名前も併記されます。

タブメニューには プレビューサイズ サブメニューがあって、 ここでアイコンの大きさを好みに調節できます。

[ヒント] ヒント

一覧で表示の場合キーボードショートカット Ctrl+F で検索窓が現れます。 一覧表ダイアログの検索窓 をご覧ください。

4.4.2.2. ダイアログ底部に並ぶアイコンボタン

ダイアログの底部にはテンプレートにいろいろな操作ができるボタンが並びます。

選択したテンプレートで新しい画像を生成

このアイコンボタンをクリックすると、 選んでおいたテンプレートの型どおりの 新しい画像が作成 されます。

新しいテンプレートを作成

このアイコンボタンをクリックすると、 新規テンプレートダイアログが開かれます。 使い方は後述する テンプレートの編集 ダイアログと同じです。

選択したテンプレートを複製

このアイコンボタンをクリックすると、 後述するテンプレートの編集ダイアログが開かれます。

選択したテンプレートを編集

このアイコンボタンをクリックすると テンプレートの編集 ダイアログが開かれます。

選択したテンプレートを削除

Guess what?

[ヒント] ヒント

テンプレートはすべて個人用 GIMP ディレクトリーの templaterc ファイルに保存されています。 消したテンプレートを再び蘇らせるには、 原本の templaterc ファイルが GIMP システムフォルダー内の etc/gimp/2.0 以下にありますので、 そのままファイルをコピーするかそこから必要なテンプレート項目を写し取って個人用のファイルに加える方法があります。

4.4.3. テンプレートの編集

図15.72 テンプレートの編集ダイアログ

テンプレートの編集ダイアログ

選択されたテンプレートがこのダイアログで特徴を盛り込まれます。

この編集ダイアログは前述の テンプレートダイアログ「テンプレートの編集」 アイコンボタンをクリックすると呼び出せます。

オプション

名前

名前 入力欄ではテンプレート名を変更できます。

アイコン

このアイコンボタンをクリックするとアイコンの見本一覧表が出てきますので、 このテンプレートにふさわしいアイコンを選んでください。

画像サイズ (キャンバスサイズ)

新しい画像の 高さ はここで定めます。 初期設定の単位は既定ではピクセルですが、 その引き出しメニューを操作すれば変更できます。 ただし、 別の単位から画面表示ピクセルへの換算については、 後述する 詳細設定 での X 及び Y 方向の解像度や、 表示 メニューの 「ピクセル等倍」 の設定いかんによって異なります。

[注記] 注記

このとき気を付けていただきたいのは、 画像のあらゆる画素がメモリー上に保管されるということです。 高密度な画素数の多い大きなファイルを作成すると、 画像に何か操作を実行するたびに GIMP が幾許かの時間を費すことになるでしょう。

縦長/横長ボタン

これらのボタンは縦長モードと横長モードを切り替えます。 つまりは高さの値を交換する機能です。 もし仮に X と Y の解像度が (詳細設定のところで) 異なる場合には、 交換の際に解像度も交換されます。 ボタンより右側には画像の大きさと画像の解像度、 画像の色空間モードが表示されます。

詳細設定

図15.73 テンプレートの編集ダイアログの詳細設定部分

「テンプレートの編集」ダイアログの詳細設定部分


これらはより高度なオプションを求める方向けの内容です。

水平解像度; 垂直解像度

この 2 つの値は主にプリンターで印刷するときに関わってきます。 画像の画素数は変わりませんが、 印刷物の絵の大きさに違いが出ます。 コンピューター画面で表示される画像の大きさも、 画像ウィンドウのメニューで 表示ピクセル等倍 を無効にしたうえで、 表示倍率を等倍にすると、 GIMP は画面上の画素の大きさと解像度を考慮して実物大になるよう調節します。 ただしモニター画面のキャリブレーション測定が済んでいない場合は画面表示は不正確です。 測定作業は GIMP の導入時にできますが、 あとからでも 設定 ダイアログのディスプレイのページでディスプレイ画面の実測調整や測定ができます。

色空間

新しい画像は RGB モードかグレースケールモードで作成できます。 新規作成の場合にはインデックス付きカラーの直接指定はできないことになっていますが、 もちろん作成後にインデックス付きに変換するのならば構いません。

塗りつぶし色

新しい画像をあらかじめ単色に塗りつぶすための色には 4 つの選択肢があります。

  • ツールボックスの色標識にも表示されている 描画色 を用います。

  • ツールボックスの色標識にも表示されている 背景色 を用います。

  • はよく使われる色です。

  • 透明 を選んだ場合のみ、 最初から新しい画像の背景レイヤーにアルファチャンネルが加わります。

コメント

画像の注釈を書き加えられます。 これらの文章は画像ファイルにパラサイト (寄生体)として埋め込まれ保存されます。 (ファイル形式によっては不可能な場合もあります。)

[注意] 注意

日本語文字などのマルチバイト文字はほとんどのファイル形式で使用できません。 誤って混入しても何の警告もなく、 保存したときにコメントはまるごと削除されますので細心の注意が必要です。